司法書士試験の内容

司法書士試験とはどんなものなのでしょうか?

 司法書士試験には受験資格はありません。年齢、性別、学歴に関係なく、誰でも受けることが出来ます。誰でも受けられるのも司法書士試験のポイントの一つです。

 司法書士試験には、筆記試験と口述試験があります。筆記試験に合格した人だけが口述試験を受けることが出来ます

 まずは筆記試験から見ていきましょう。試験は午前の部と午後の部に分かれます。午前の部は試験時間2時間で多肢択一式で35問が出題されます。午後の部は試験時間3時間で多肢択一式で35問が出題されるのに加えて、記述式で2問が出題されます。記述式の試験科目は11科目になります。具体的には、民法、商法、憲法、刑法、民事訴訟法、民事執行法、民事保全法、不動産登記法、商業登記法、供託法、司法書士法です。行政書士法などが試験科目から削除された行政書士試験と比べると、司法書士試験は実務をかなり意識した試験と言えるでしょう(あとで述べますがこれも独学が難しい理由のひとつです)。

 司法書士試験は、科目によって出題数が全く違います。出題数による重要度によって、主要4科目と、その他の科目に分けることが出来ます。民法、商法、不動産登記法、商業登記法が主要4科目になります。このうち、不動産登記法、商業登記法は実務を意識した記述式試験も出題されます。この記述式対策は、司法書士試験対策上とても重要です。

 口述試験は2人の試験官が1人の受験生に口頭で解答を求める形で行われます。一人あたりの受験時間は約15分になります。口述試験では筆記試験科目と司法書士業務を行うのに必要な知識について問われます。

 詳しい情報、最新情報は、下記のページを参照してください。
法務省の資格試験・採用試験のページ。
http://www.moj.go.jp/SHIKEN/

司法書士の一覧へ
法律系資格で生きる!のトップページへ