司法書士の出願から合格までの流れ
平成18年度の司法書士試験の概要はまだ発表されていないので、ここでは平成17年度の概要を参考にまとめます。ただ、例年ほぼ同じスケジュールで試験の日程が組まれます。
まずは、願書(受験申請書類)を入手します。願書は法務局又は地方法務局の総務課等で交付を受けることができます。郵送での請求も出来ます。法務局又は地方法務局の住所は法務省の法務局・地方法務局所在地一覧のページに載っています。
http://www.moj.go.jp/MINJI/minji10.html
受験申請受付期間は例年5月中旬から5月下旬の10日前後の期間になります。受付期間が短いので注意しましょう。願書・提出書類等の受付場所は、自分が筆記試験を受験しようとする試験場の所在地(受験地)を管轄する法務局又は地方法務局の総務課になります。願書を提出先によって受験地が決まってしまうので、必ず自分に都合のよい受験地を管轄する法務局又は地方法務局の総務課に提出するようにしましょう。なお、受験手数料として6,600円かかります(収入印紙で納付します)。
受験地は全都道府県にあり、住所・本籍にかかわらず好きな受験地を選ぶことが出来ます。ただし、前述のとおり、願書を提出したところで受験しなくてはならないので、受験地は願書提出段階で決定しておきましょう。
試験の日程についてみていきましょう。司法書士試験は筆記試験と口述試験があります。例年、7月の第一日曜に筆記試験が行われます。筆記試験は午前の部と午後の部に分かれています。平成17年度の場合、午前の部は9:30〜11:30の2時間。午後の部は13:00〜16:00までの3時間でした。合計5時間のかなりの長丁場の試験です。
筆記試験の合格発表は9月下旬になります。受験地を管轄する法務局又は地方法務局に掲示されるほか、直接本人に筆記試験合格通知書が発送されます。この筆記試験合格通知書が口述試験の受験票にもなります。
口述試験は例年10月の中旬に行われます。2人の試験官が1人の受験生に解答を求める形で行われ、受験生一人あたり約15分間行われます。
最終合格発表は例年11月上旬に行われます。合格し、司法書士会に入会・登録すると晴れて司法書士として業務を行うことが出来るようになります。
司法書士試験の概要は変更される場合もあるので、下記HPで確認してください。平成18年度の司法書士試験の概要もいずれこのページで発表されます。
法務省の資格試験・採用試験のページ。このページには司法試験の情報なども載っています。
http://www.moj.go.jp/SHIKEN/