法科大学院(ロースクール)の受講形態の多様化

現在、予備校の受講形態はかなりフレキシブルになってきました。予備校に通い、講義を受けるデメリットである時間的な制約は解消されつつあります。予備校だからといって、必ず決められた日時に通わなくてはならないと言うわけではないのです。

 具体的に予備校の受講形態をみてみましょう。
 予備校の受講形態はかつては、決められた時間に予備校の教室で講師による生の講義を受けるのが基本でした。それに加えて、今では、ブランチ校とかサテライト校と呼ばれる各地の分校でビデオを上映して講義が行われるようになりました。東京と同じ講義が全国各地で聞けるようになったのです。また、わざわざ都心に出て行かなくても東京や大阪の近郊の都市でも予備校の講義が聴けるようになりました。

 フレキシブルな受講形態もあります。予備校のビデオブースを使って自分の都合のいい時間に受講するフレックスタイムの受講形態があるのです。ビデオブースの予約をして、好きな日の好きな時間に受講することが出来るのです。講義だけでなく、フレックスタイムの答案練習会も用意されています。ビデオブースによるフレックスタイムの受講形態を選べば、会社帰りや土日に集中して講義を受けることも出来ます。

 教室でビデオを見たり、ビデオブースでビデオを見たりする講義だと板書が取りづらいと思われるかもしれません。しかし、板書はプリントの形で配られる場合が多いので、さほど心配は要りません。予備校の講義はサポート体制もしっかりしています。決められた時間に行われる生講義やビデオ講義を事情によって欠席してしまった場合には、後日ビデオブースで受講することも可能です。体調や用事で毎回出席できない人も多いと思いますが、欠席した時のフォローはしっかりしています。ただし、この場合は有料(一回の使用につき数百円程度)になる場合が多いです。

 更には、通信講座の新しい形態として、ウェプ上で講義を受ける通信講座が生まれました。

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