司法試験の出願から合格までの流れ
平成18年度試験を例にとって説明します。翌年以降もほぼ同じスケジュールになると思います。
まずは、願書を入手します。願書の交付期間は平成18年度試験の場合、平成17年11月24日から平成17年12月21日になります。願書は自分の通っている法科か大学院(ロースクール)でも入手できます。通学しているロースクールに交付を申請しましょう。
郵送での請求も可能です。この場合、封筒の表に赤字で「新司法試験出願用紙請求」と書くのを忘れないでください。現在はまだ旧司法試験の枠も残されています。従って、旧司法試験の願書を請求する人もいます。必ず「新司法試験出願用紙請求」と書きましょう。「新」を抜かさないように気をつけてください。
封筒の中には、返信用封筒(角型2号)を入れます。返信用封筒には200円切手を貼り、送付希望先住所、送付希望先住所、氏名、郵便番号を返信用封筒に記入しましょう。なお、返信用封筒が入ってない場合は願書が送付されてこないので気をつけてください。
<郵送の場合の請求先>
司法試験委員会
〒100-8977 東京都千代田区霞が関1-1-1 法務省内
司法試験委員会に取りに行くことも出来ます。司法試験委員会は法務省内にあります。法務省に行き、警備をして入館チェックをしている方に聞けば、場所を教えてくれます。
受験願書の提出期間は平成17年12月8日から平成17年12月21日までになります。提出方法は郵送か持参に限られています。出願用紙の記入や添付書類が完備していることを必ずチェックしましょう。ちなみに、書類に不備がある場合受け付けてもらえません。
特に注意しておきたいのは、選択科目についてです。受験願書に記載した選択科目以外を解答してしまうと答案は無効になってしまいます。つまり、願書提出時に、何を選択するのかを決定しておかなくてはならないのです。なお、受験手数料として28,000円かかります。出願用紙の指定された場所に収入印紙で貼り付けます。収入印紙は郵便局などで購入できます。
試験は5月19日(金)、5月20日(土)、5月22日(月)、5月23日(火)の計4日間行われます。1日目に短答式試験が行われ、2〜4日目まで論文試験が行われます。従来のように択一試験と論文試験の日程が分かれていないでまとめて行ってしまうのが特徴です。
合格発表は平成18年9月21日になされます。旧法務省祝田橋庁舎掲示板などに貼りだされるほか、法務省ホームページでも発表されます(http://www.moj.go.jp)。合格通知書兼成績通知書は平成18年9月下旬に発送されます。
そして、合格証書の授与は平成18年10月上旬に行われます。